本番前だと、一応暗譜で最後まで弾けている状態だと思いますが、
ずーっと最初から最後まで通す練習ばかりしていませんか?
そんな練習をしていたら、本番でボロけてしまいます。
練習で上手く弾けていても、本番で緊張したりして自分の力を発揮できない人も多いと思うので、今回は、私が今まで本番前にやってきた練習方法を書いてみます。
1、毎回練習の最初と最後の演奏は、録画か録音をする
※その際、靴は本番で履く靴で演奏し、緊張感をもって演奏できるよう、最初と最後のお辞儀もする。また、練習の最後の録音で満足のいく演奏ができなかった場合は、練習を終わらせずにすぐに修正をして、もう一度録音し直す
2、本番前でも部分練習を沢山する(リズム練習など)
3、演奏を、家族や友人に聴いてもらう(緊張の練習とアドバイスをもらうため)
・・・この3つを完璧にやっていれば、本番は大体どうにかなります。
そんなに大したこと書いてないやん!と思ったそこのアナタ‼️
ただやるだけではなく、
『完璧に』こなすというところが大切です。
続いて、メンタル面での話ですが、メンタルというと1番に頭に浮かぶのは『緊張』のことだと思うのですが、緊張するしないよりも重要なのは、日々の精神状態がどうであるかということ。
ステージ上での所作や演奏というものは、その人の内面も全て現れてしまうものです。
私生活上で、何か落ち込んでいることがあったり、悩みがあったりすると、本番で思わぬ失敗をしてしまったり、よくない影響が出てきてしまいますので、日頃からなるべくくよくよしないようにすること、人間関係で何か悩みがあるならその人となるべく距離を置いたりするなど、ピアノに集中できる環境を自ら作ることがとても大事です。
特に、恋愛系の悩みを抱えている時に調子が悪くなる人が物凄く多いです。
恋愛をするなというわけではなく、むしろきちんとした良いお付き合いが出来ているのであれば演奏にも良い影響が出るくらいですが、そうでないならピアノにも人生にも悪影響すぎるので、すぐにお別れすることをお勧めします(笑)
なぜここまでいうのかというと、本当に異性関係で調子が悪くなって、段々練習を頑張ることすらしなくなり、しまいには夜の世界にどっぷり行ってしまった、、、みたいな人も結構いるからです。
あとは純粋に『緊張』のことについてですが、緊張はしてもいいんです!!!
ただその緊張に打ち勝つためにすることは、
・日々努力をすること
「私はこれまでやれるだけのことはすべてやったんだ!」といえるくらいに日々頑張っていれば、このセリフを自分に言い聞かせることである程度覚悟が決まります(笑)
・自分を信じること
これも、日頃努力をしていなければできないことだと思います。
結局のところ、
日々の努力の積み重ねと、「出来た」という成功体験の積み重ねが大きな自信に繋がります。
これはピアノとか音楽に限らず、どんな分野でも同じだと思います。
勿論ある程度才能があるかどうかとかも重要ですが、努力が出来ない人は才能があったとしても中途半端になってしまうので、コンクールなどで賞をとりたいとか、何か目標がある人は是非参考にしてみてください。