私は妊娠4週目の中盤あたりから悪阻が始まり、現在妊娠8ヶ月中盤ですが、まだ完全には治っていないものの、穏やかな気持ちで過ごせる程度には回復しています。
そんな私ですが、6〜14週くらいまでがピークで、9週から重症妊娠悪阻で1ヶ月ちょい入院したくらい酷い方でした。
私がどんな悪阻を経験したかをこれからざっくり書いてみます。
まず、つわりには色んな症状がありますが、代表的なものとしては、
・食べづわり
何か食べないと気持ち悪い。空腹がダメ。
・吐きづわり
何か食べたり水分摂っただけでも吐く。(寝起きなど、何も口に入れてない時でもいつでも吐く。)
・匂いづわり
特定の匂いで気持ち悪くなる。吐く。
・唾液づわり
唾液が異常に出て、気持ち悪くなる。
(飲み込めなくてペットボトルなどに出す人も)
・四六時中気持ちが悪い
常に吐きそう、嗚咽する。
・偏食
食べられる物と食べられない物が出てくる&しかもそれがコロコロ変わる
というものがあります。(多分他にもある)
私は、食べづわりと吐きづわりはそこまででしたが、あとは全てありました。
昔から胃腸炎などになっても吐いたことはほぼなく、吐けないタイプなのか悪阻中も3回くらいしか吐いていませんが、吐ききれない代わりに1日に何十回も嗚咽していました。
あと、つわりの期間は 24時間酷すぎる二日酔いになっているみたいな気持ち悪さが毎日続きます。
もう当時は毎日起きるたびに憂鬱で、「このままずっと眠り続けて、目が覚めたら妊娠後期にタイムスリップしてないかな…」とか思っていましたが、妊娠後期になっても後期づわりがある方もいるので、妊娠中のいつの時期が楽とかはハッキリいってないと思います。
(私も後期に入ったけど、悪阻はだいぶマシになっただけでまだ完全には治ってはないし…)
私的に悪阻の中でも1番厄介だと思ったのは、匂いづわりです。
人それぞれ何の匂いがダメになるかは違うと思いますが、私の場合はダメな匂いの範囲がかなり広く、
・炊けたご飯
・湯気
・味噌汁
・ラーメン
・和風だしなどを使っている汁物全般
・食器洗い洗剤
・洗濯洗剤&柔軟剤
・シャンプー&トリートメント
・ボディソープ(匂いがする洗剤や石鹸など全て)
・特定の人の匂い(大丈夫な匂いの人もいるが、何の匂いに反応しているのかは結局わからない)
・夫の匂い
・寝室以外の部屋の匂い
を嗅ぐと、気持ち悪すぎてどうにかなりそうでした。
こうなってくると、普通の生活も出来ないし、匂いのせいで食べられる物もかなり制限されます。
あと、かなり離れた部屋や遠くに自分の苦手な匂いがあるだけでもその匂いを感じ取ってしまい、その度にもがき苦しみながら吐き気と闘っていました。
これは嗅覚の話ではありませんが、悪阻になってからもう一つ変わった症状がありました。
私だけなのかもしれないし、真夏の悪阻だったこともあるのか、悪阻になった途端に生温かいヌルい空気を吸うのがダメになり、マスクを鼻の上までつけておくことができず、マスクの中で吐いた生ぬるい空気を吸いこむのがあまりにも気持ち悪すぎて無理なのと、酸素不足みたいな感覚にもなってパニック?過呼吸?になりそうだったので、今でもマスクをつける時はいつも鼻の穴の下までおろしています(マスクの意味ほぼなしやけど笑)
世の中には通勤や仕事の合間に吐きながら働いている人もいるようですが、それは普通のことではありません。
私は、仕事とか到底無理な体調で、体重も悪阻で8キロ近く落ちたり、お風呂にも毎日は入れず、生きているだけで、呼吸をしているだけで精一杯だったので、悪阻に耐えながら仕事をしている人達は凄いとは思いますが、絶対に無理をしてはいけないですし、行こうとしている奥様をパートナーの方も止めてあげてください。
最後に、悪阻の乗り越え方ですが…
症状緩和の面だと、病院で妊婦さんでも飲むことが出来る薬がもらえたり、点滴を打ってもらえたりはしますが、薬も効く人とあまり効かない人がいるようです(私は効きませんでした)
入院中、他の妊娠悪阻の患者さんも数人いましたが、薬が効いて早くて数日とか、まぁ1〜2週間くらいで退院する方もいれば、私みたいに薬飲んだり点滴しても1ヶ月以上入院することになってしまうタイプの人もいますが、薬が少しは効く人もいるのは事実なので、本当にろくに食事も水分も摂れないくらいに辛い場合は、お腹の赤ちゃんの為にも病院に行って主治医に相談したほうが良いと思います。
あとは…ひたすら週数を積み重ねて、耐えきるしかないようです😂(病院の先生からも言われた)
悪阻というものは人それぞれかもしれませんが、あり得ないほどしんどかったし、ほぼ食べれず水分も受け付けられなくて入院するまでは物凄い速さで体重も減っていたので、赤ちゃんが無事なのか心配でほぼ毎日泣きながら過ごしていましたが、どんなに辛くても必ずお腹の赤ちゃんに会いたい、という一心でなんとか乗り切れました。
毎日涙を流してお腹を撫でながら、「お腹に来てくれてありがとう。ママ頑張るよ。元気に育ってね。一緒に頑張ろうね。」
と話しかけていた日々が、今となってはとても懐かしいです。
まだ今も悪阻が少し残っていることと、お腹が張りやすいので仕事の時以外は基本的に安静にしていますが、今では毎日元気な胎動を感じるようになり、「あの時死ぬほど辛かったけど、頑張って乗り越えて本当に良かった」と心から思っています。
悪阻は本当にしんどいです。私は今まで生きてきた中でもダントツで辛かったです。
ですが、乗り越えたらかわいい赤ちゃんにきっと会えます。
決断は人それぞれだと思うので私はそのことについては何も言わないですし言えないですが、今悪阻の真っ只中で苦しんでいる人、必ず楽になる日は来ます。それがいつなのかも人それぞれなので明確にわからないというところも辛い部分ですが、必ずいつか楽になるということは確実です。
私も今回1人目ですし、まだまだ分からないことだらけではありますが、これから産まれてくる赤ちゃんの為に、夫と力を合わせてどんなことも乗り越えていこうと思っています。